すまいる・たんぽぽの成り立ち
私達NPO法人すだちは、「不登校・ひきこもり支援団体」として発足しました。発足時の目標は、「不登校・ひきこもりの若者がいない社会の確立」でした。発足後、10年が経過する頃、ハッと気がつきました。「我々がやっていることは、川下にいて、流れてくる子ども達を助けている様なもので、子ども達は、川上からどんどん流れてくる。」もっと川上にいかなければ、不登校の子ども達はいなくならない・・・と
保護者や子ども達の声をたくさん聴き、色々と学びました。わかったことは、「親も子どもも誰も悪くない!」ということでした。我々が30年かけてわかった事を皆さんにできるだけ早く伝えたいという思いから「民間学童すまいる・たんぽぽ」ができました。残念ながら、今も不登校やひきこもりの若者は増えている様です。
大人と子どもの誤解
大人は、自分の経験から、子どもの未来を見ながら現在を生きています。ですから、大人は、「子どもの将来を考えて、できていないことを注意します。」
しかし、子どもは、未来を見ることはまだできません。子どもは、「注意されるのは、自分が悪いんだ。」と誤解します。たくさん注意されると子どもは自分の存在を否定し始めます。「僕の存在が悪いんだ」と思います。でも、親に愛されたいので、(或いは、愛されないと自分ではまだ生きていけないので)どうにかして自分に注目してもらえる様に、親の嫌うことを選んで行動します。親は、益々子どもを叱ります。という悪循環に陥ります。親子ゆえに難しさがあります。
子どもの成長の段階で、誰か別の大人に出会えると親と違う価値観に出会えるかも知れません。13年間、誰も味方になってくれる大人に出会えなかった時に初めて、子どもは「問題行動」に走るそうです。
すまいる・たんぽぽの支援員が、子どもの話をただ黙って聞き(ここが大事です。大人の意見はいりません)子どもの味方になれれば、子どもの問題行動が止まる可能性がグンと高まります。我々スタッフは、常に、子どもの味方になりたい。という「愛」を持っています。
子どもの問題行動が起きると「時間」と「お金」と「手間」がかかります。
問題が起きる前に支援したいとの思いから、笠間市内の家庭教育学級で保護者向けに話もさせて頂いています。子どもは親の作品です。素敵な作品作りのお手伝いをさせて頂けることに感謝申し上げます。
NPO法人すだち 須田真理子
運営団体:特定非営利活動法人すだち について
法人の事業概要【法人名:特定非営利活動法人すだち】
NPO法人すだち(https://www.k3-sudachi.jp/)
年月日 | 経 歴 |
---|---|
2006-2008 | 厚生労働省委託事業「緊急サポートネットワーク事業」を受託 |
2007-2016 | 厚生労働省委託事業「地域若者サポートステーション事業 茨城県内」を受託 |
2007 | 茨城県委託事業「茨城県ひきこもり当事者社会参加支援事業」を受託 |
2008-2014 | 茨城県東海村委託事業「村民相談室事業(就労相談等)」を受託 |
2009-2011 | 厚生労働省委託事業「病児・緊急預かり対応基盤整備事業」を受託 |
2009-2014 | 厚生労働省委託事業「地域若者サポートステーション事業 いわき市」を受託 |
2009-2011 | 茨城県委託事業「ファミリーサポートセンター病児・病後児預かり講習会事業」 を受託 |
2009-2014 | 福島県委託事業「若者就労体験等業務」を受託 |
2010-2018 | 茨城県笠間市委託事業「笠間市ファミリーサポートセンター事業」を受託 |
2011-2016 | 茨城県笠間市委託事業「笠間市友部小学校放課後児童クラブ」を受託 |
2013-2015 | 厚生労働省委託事業「地域若者サポートステーション事業 埼玉県東部」を受託 |
2014 | 福島県委託事業「ふくしまからはじめよう。若者ふるさと再生支援事業」を受託 |
2014-2015 | 埼玉県春日部市委託事業「若年者の再就職支援事業」を受託 |
2015-現在 | 埼玉県越谷市委託事業「若年者等就職支援事業」を受託 |
2016 | 伴走型小規模事業者支援推進業務(北茨城市)を受託 |
2016-2017 | 北茨城市婚活事業(北茨城商工会)を受託 |
2017-現在 | 地域の多様な人材との連携による高校生自立支援事業(埼玉県教育委員会)を受託 |
2017-現在 | 茨城就職支援セミナー事業(茨城労働局)を受託 |
2017-現在 | 笠間市にて「民間学童すまいる」を開設 |
2017-現在 | 埼玉県八潮市・越谷市・春日部市・加須市にて就職支援セミナー(各市町村) を受託 |
2018-現在 | 笠間市友部第二小放課後児童クラブ運営事業を受託 |
2020-現在 | 笠間市にて「民間学童たんぽぽ」を開設 |
理事長(須田彰)の履歴書
平成 4年 | フリースクールすだち主宰 |
平成 4年~平成28年 | 不登校ネットワーク会議会員 |
平成 8年 | 自動相談所メンタル・フレンド研修会講師 |
平成 9年~現在 | 水戸市福祉協議会メンバー |
平成15年 | 茨城県ハンドちゃんネットワーク事業講演会パネリスト |
平成16年~現在 | 特定非営利活動法人すだち設立・同理事長 |
平成17年 | 県北地区教育研修会講師 |
平成17年 | 水戸保健所主催ひきこもり家族教室講師 常陽新聞社会福祉奨励賞受賞 大好きいばらき県民会議奨励賞受賞 |
平成19年~現在 | 茨城カウンセリングセンター評議員 |
平成19年 | One by 0neアワードNPO奨励賞受賞 |
平成20年 | 茨城大学教育学部非常勤講師 |
平成20年 | 独立行政法人国立青少年教育振興機構 講師 |
平成21年 | 内閣府主催 子ども・若者育成支援講座 講師 |
平成22年 | 茨城県青少年地域サポート研究会委員(法務省 水戸保護観察所) |
平成23年~平成28年 | 茨城県ひきこもり相談支援連絡協議会委員 |
平成26年~平成28年 | 茨城県困窮者自立相談支援連絡協議会委員 |